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1600羽超が通過 渡り鳥アカハラダカ

夏に朝鮮半島や中国で繁殖し、東南アジアで越冬する渡り鳥、アカハラダカの南下する姿が、9日から岳の辻山頂から確認されている。

翼を広げた大きさは約60㌢で、成鳥は胸に赤みを帯びている。日本野鳥の会長崎県支部によると、過去30年間の観察記録では、9月の1か月間で約2万2千羽が本県を通過している。

11日午後からは岳ノ辻山頂で、40~50羽の群れが次々と上空に現れ、山腹付近で起こる上昇気流をつかむように旋回を繰り返す「鷹柱」をつくり徐々に上昇。南東の方向へ飛び去って行った。

壱岐で生き物を観察する壱岐自然塾が観察を始めた8年前から比較すると、この日は過去最多級の1600羽を超える数が確認された。

同塾代表の永村春義さん(51)は「調査をはじめる前は壱岐には存在しない鳥だったが、対馬と烏帽子岳(佐世保市)で多く観察されているから壱岐にも寄っているはず」と観察を始めた。「私たちが存在を認識しないと、この壱岐にいる生き物はいないのと同じで、もっと知ってもらい、親しみを持ってもらえれば」と話している。

この時期はそのほか、ハチクマやサシバなどのタカ類も南下のため本市を通過している。

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