© 【公式】壱岐新聞社 All rights reserved.

20138/9

歴史を学ぶ、郷土学習の必要性

syasetsu 平安時代中期、延長5年(927年)に編さんされた格式の一つ、『延喜式』の全国神社一覧などで、九州107座のうち、月読神社や天手長男神社など24座が壱岐にあることから、壱岐島は“神々の島”と呼ばれている。
古事記の国生み神話で8つの島が生まれ、日本の国土(大八島)として5番目に生まれたとされる壱岐(伊伎)島。別名「天比登都柱(あめひとつばしら)」とも言われ、神社の数は神社庁に登録されているだけで150社、その他、自然神を祭祀している祠(ほこら)などを含めると千社を越える。
なかでも伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)の御親神が生んだとされる月読尊(つくよみのみこと)を御祭神としている月読神社は、松尾大社(京都府)や伊勢神宮(三重県)の月読神社「元宮」とされており、神道が中央に根づく事になった経緯から、“神道発祥の地”ともいわれている。
この史実をどれくらいの壱岐島民が知っているだろうか。ほとんどの人が知らないのではないか。
Iターンから壱岐に来た当時、白川市長から「壱岐はパワースポットの島でもあるので、是非、情報発信をして欲しい」と聞いた。しかし、島外からの情報で神社の数が多いことも、月読神社が元宮であることも、まったく知らなかった。情報発信が不足しているとしかいいようがなく、本当にもったいない。また情報発信しようにも、壱岐島民が知らなければ、どうやって島外に伝えることが出来るのか。
日本近代文学や考古学に詳しい、佐賀女子短期大学の横尾文子教授は、「壱岐の歴史を世に広めるためには、“ふるさとを学ぶ郷土学習”を教育委員会と連携して、大人ではなく、子どもに勉強させることが一番の近道である」と話していた。
正月三が日に毎年180万人以上の参拝客が訪れる宇佐神宮(大分県)や、学問の神様として崇められている全国の天満宮の総本宮で、受験生らが合格祈願に訪れる太宰府天満宮(福岡県)などを見ても、神社仏閣の人気に流行や廃りがある訳ではない。安定した交流人口の拡大に繋げられるはずだ。
そのためにまずは壱岐島民が壱岐の歴史を学ぶことが第一歩となる。




  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

20194/26

カフェスペースでパンケーキも!イルカパークがリニューアル。島民は入場無料。

壱岐イルカパーク&リゾートが25日、リニューアルオープンした。同パークは平成7年の開園以来、市直営で運営されてきたが、今年度から指定管理者制…

20194/19

6人が30年度活動成果報告。市地域おこし協力隊員

本市で地域おこし協力隊員として活動中の6隊員(梅田はつみ、山内裕介、島居英史、市原未湖、中村陽子、小林伸行さん)が6日、壱岐の島ホールで平成…

20194/19

地域の力で自殺防止を。

市はこのほど、「壱岐市いのち支える自殺対策計画」を発表した。 全国的な自殺者数は平成10年に3万人を超え、23年までは3万人以上という…

20194/19

「豊富な資源を一方向へ」~国、県予算の有効活用を主導。黒﨑振興局長インタビュー

4月1日付けで大㟢義郎局長に代わって、黒﨑勇局長(56)が壱岐振興局に着任した。壱岐市への赴任は初めてだが、市町村課市町村合併推進室、合併・…

20194/12

チューリップが満開。桜とともに花見。

壱岐の風物詩、半城湾のチューリップ畑が、桜の満開とほぼ同時に開花のピークを迎えている。 畑は郷ノ浦町庄触の牧永護さんの敷地で、牧永さん…

ページ上部へ戻る