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庁舎建設は白紙から議論 町田議長が議会方針を示す 市議会報告会

市議会報告会(庁舎問題について方針を示した町田議長)第3回壱岐市議会報告会が15日に石田町農村環境改善センター、16日に市役所芦辺庁舎で行われた。参加人数はそれぞれ14、10人と少なかったが、参加者からの質問が予定時間をオーバーするほど続き、活気あふれる意見交換の場となった。両会場とも市庁舎建設についての質問があり、町田正一議長は「市議会としては市庁舎建設検討委員会の答申とは一切関係なしに、特別委員会で白紙からこの問題を論議していく」と今後の方針を示した。
庁舎問題の市の進め方に、市民からは不満の声が相次いだ。「説明会にも出席したが、答申を出した菊森(淳文)会長にはもう責任も権限もないのだから、こちらの意見を伝えても仕方がない。市民への説明を委員会に任せている市の姿勢がまったく理解できない。議会はどのように考えているのか」と議会の姿勢を正す意見が出た。
町田議長は「検討委員会は市長に対して答申を行っただけで、私たちが参加していたわけではない。委員会と議会はまったく関係ない。全議員による特別委員会を設置して、場所、規模、行政のあり方も含めて、ゼロから、白紙から徹底的な論議を行っていく。現時点ではそれしか言えない」と、議会は答申内容を一切考慮しないことを強調した。
この説明に建設反対の立場を取る参加者からは歓迎の声が上った一方で、「市と議会がそんなにバラバラでいいのか。市が実施するというアンケート結果と、市民を代表する議会での結論が分かれたらどうするのか。もし建てることが決まったとして、場所を決める際に3分の2の議決がまとまらなかったらどうするのか」などと今後を心配する意見もあった。
「建設は反対だ。庁舎をまとめても市民サービスの向上にはならない。現状のままで十分ではないか」「スリム化するよりも、公務員が多い方が若者の職場を確保することができる」「会議などはインターネットを通じたテレビ会議を行えば、移動の不便もなくなる」などの直接的な建設反対意見もあった。
町田議長は「意見として聞くが、建てるべきだと考えている人もいる。現庁舎はいずれは建て替えなければならないが、合併特例債が使えない場合はどうするのか、いまから考えておかなくてはならない」などと、建設の賛否についてだけも意見集約が並大抵ではないことを示唆した。
庁舎問題以外の主な参加者からの意見は次の通り。
▽和牛の飼育頭数増加に関しての具体的な支援策が示されていない。
▽玄海原発の再稼動を壱岐市の反対で止めることはできないのか。
▽一般質問で取り上げた事柄が、その後、どのようになっているのか、追跡して発表して欲しい。
▽漁業の再興には藻場の整備が必要だ。
▽議会報告会の参加者がこんなに少ないことに驚いた。宣伝が足りないし、畑仕事の忙しい時期に行うことも問題だ。
▽しまとく通貨を使用できない店があり、無駄にして怒っていた観光客がいた。全店舗で使えるようにするべきだ。返金できることも知られていない。
▽原の辻遺跡の看板がない。もっと宣伝するべきだ。
▽インパウンド対策はこんな少ない予算で何ができるのか。
▽芦辺港フェリーターミナルにジェットフォイルが着岸できないのか。
▽ケーブルテレビの電柱の敷地使用料が九電に比べて高い。
▽国、県の公共機関を壱岐に誘致するべきだ。



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