壱岐の「美しい」「美味しい」「楽しい」を丸ごと全部提供する「壱岐島ごっとり市場」の取り組みを、島内外の多くの人に知ってもらうためのキャンペーンが本格的にスタートする。島内での記者会見が17日、壱岐市観光連盟で行われた、
キャンペーンガールを任されたのは、地域おこし協力隊員として「海女さん後継者」に取り組んでいる岩手県陸前高田市出身の合口香菜さん(29)。合口さんがモデルを務めた宣伝ポスターを、東京で活躍中の遠崎智宏カメラマンの撮影で4種類1000枚作成し、全国の旅行代理店などに配布した。今後も福岡や首都圏でのキャンペーンの際に、ゆるキャラの人面石くん、クロウニボーイ、アカウニガールらとともに先頭に立って、壱岐を全国に売り込む役目を担う。
合口さんは「ヨソモノ視点で見つけた壱岐の魅力を、全国の人たちに伝えたい。海女さん後継者として壱岐の大自然や人々に沢山の恩恵を授かっているので、少しでも壱岐島に恩返しができればうれしい」と多忙な中、キャンペーンガールを引き受けた理由を語った。
「ごっとり」という言葉を使ったユニークな川柳の募集も行い、「ごっとり」の普及、浸透を図る。応募は10月17日までで、1人1句のみ。最優秀賞には3万円相当の壱岐名産品詰め合わせなどの賞品が贈られる。詳細は壱岐市観光連盟のホームページに掲載。
キャンペーンソング「うぃきでぃき IKI ISLAND ANTHEM」の発表も行われた。作詞と歌唱はは郷ノ浦町出身のミュージシャン「NINETY U(ナインティ・ユー)」、作曲は芦辺町在住の大川純視さんが担当。ヒップホップ調の軽やかな曲で、歌詞には壱岐の自慢が詰め込まれている。「うぃきでぃき」は格好良いという意味の「ウィキッド」と「IKI」を合わせた造語。「ANTHEM」は「賛歌」の意味。
市観光連盟・長嶋立身会長は「今後、CD化や、フェリーターミナルなどで流すことなど検討していく」と話した。
また「サマーセレクション」として、ごっとり市場体験プログラム8種類を盛り込んだリーフレットを作成した。現役潜り漁師がインストラクターを務めるシュノーケリング、イケメンインストラクターによるエギング、うに割りや壱州豆腐作りの体験・試食、シーキャンドル・ガラスペンダント作りなどのメニューが紹介されている。
同様のPR記者会見は18日に、福岡市役所でも行われ、「壱岐島ごっとり市場プロジェクト」は具体的な発進を果たした。