壱岐川柳会(江川漣会長)の第75回大会「壱岐鬼ヶ島柳宴」が19日、郷ノ浦町の弁天荘で開かれ、大阪や神戸など島外からの19人を含め31人が参加した。
江川会長(87)はあいさつで「(入会当時は)一番若かった私が、最年長になった。作句に励み、棺に入る時には笑顔を残せるような生涯でありたいと思う。皆さん方と語らいができ、懇親できることが最大の喜び」などと歓迎した。
今年の兼題は「焼く」「舌」「輝く」「古墳」「刻む」「海」で、大会開会前の昼過ぎまでに提出された句が選者によって披露され、郷ノ浦湾の波の音が聞こえる会場で、皆で作品に耳を傾けて、互いに拍手で賞賛した。
熊本市から初来島の(一社)全日本川柳協会理事、平田朝子さん(80)は「壱岐には歴史と古墳があると聞いていて楽しみにしていました。お題も古墳や海など壱岐にちなんだもので楽しめました。ここに来られたことは幸せで川柳は生きがいだと思った。またチャンスがあれば壱岐に伺いたい」と話した。
大会に続いて懇親会も開かれ、参加者は親交を温めた。
特選と準特選は下段に掲載。