勝本町勝本浦の壱岐海神グループ(深山智恵子代表)は4日から、本格麦焼酎「壱岐島あぶくまる」(25度、720㍉㍑、税込2420円)の販売を始めた。製造元は玄海酒造株式会社。パッケージは数々のアニメを手掛けたアニメーター、須田正己さん(2021年8月逝去)が、生前に描いたイラストを使用している。
須田さんは、アニメ「妖怪ウォッチ」や「マッハGOGOGO」「北斗の拳」のキャラクターデザインや「SLAMDUNK」「遊☆戯☆王」の作画監督など、世界でも有名なアニメ作品を手掛け、「伝説のアニメーター」として知られている。
海神グループを展開する大幸物産株式会社の深山英世取締役会長(65)と10年来の友人で、生前、壱岐の妖怪について共に調べたりしていた。その時に深山会長が壱岐をイメージして妖怪を描いてほしいと依頼していたという。
妖怪の本名は「竜宮あぶくまる」。辰ノ島の海中で何万年も生き、壱岐の海神様の使途として海の平和を守っている。年齢は永遠の3歳。ボトルは辰ノ島の美しいエメラルドグリーンをイメージしている。発売開始から焼酎ファンのみならず、アニメファンに人気という。