九州郵船の5~7月の燃料油価格変動調整金(バンカーサーチャージ)は、2~4月の「2ゾーン」から「3ソーン」に引き上げられる見通しとなった。正式には近く九州郵船から、市航路対策協議会に報告される。
同期間の調整金を決める1月の原油CIF価格(速報値)は、昨年10月の5万3824円から5万7573円に約4千円上がり、九州郵船が定める改定ゾーン金額表で3ゾーン(5万4574円~5万9573円)に入った。加算される調整金(片道)は壱岐~博多間がフェリー330円、ジェットフォイル540円、壱岐~唐津間フェリー150円。
原油CIF価格は、昨年11月に5万8862円、12月に5万8985円と値上がりを続けたが、1月に入るとやや落ち着き1月上旬5万7020円、中旬5万8065円、下旬5万7357円で推移した。現時点では一定の落ち着きを見せているものの、ロシア・ウクライナの問題など今後の国際情勢次第で、乱高下することも考えられている。