芦辺観測所の7月の平均気温は26・2℃で記録が残る1977年以降、2番目(最高は94年の27・2℃)に高かった。8月に入ってからも2日午後3時6分に観測史上最高となる34・8度を観測。5日にも2番目に高い34・6℃を記録するなど厳しい暑さが続いている。
市消防本部によると、5月から7月末までの熱中症による救急搬送は17件(前年同期比1件減)で、そのうち75歳以上は7人だった。
近年では令和2年度22件(うち75歳以上11人)、3年度18件(同10人)、4年度28件(同11人)で、いずれも重症者はなかった。
同消防本部によると、日中に屋外で活動して熱中症になる場合に加え、活動後の夜間に体調を崩して通報するケースもあるという。高齢になると、感覚機能の低下により暑さを感じにくくなるとされ、同本部は「頭痛や吐き気などの症状が出た時には、既に熱中症が進行している可能性が高い。日中の屋外活動を避けたり、時間を区切って水分をこまめに摂取してほしい」としている。