原の辻一支国王都復元公園「古代米づくり」の刈り入れ祭が23日、原の辻ガイダンス前の圃場で行われ、主催する一支國研究会のメンバー、市民ら約150人が参加した。
参加者は約6㌃の田圃に実った緑米を、貫頭衣(かんとうい)を着て弥生人も使用していた石包丁、ノコ鎌で1本ずつ丁寧に穂首刈りを行った。収穫後は参加者に黒米で作った雑炊がふるまわれた。
前日の雨でぬかるんでいる田圃も気にせず、子どもたちの先頭を切って刈り入れに精を出した岩永旺祐さん(盈科小1年)は「石包丁で刈るのがすごく楽しかった。石で切るなんて難しいと思っていたのに、よく切れて驚いた。古代米もすごく美味しかった」と笑顔を見せた。
秋の収穫祭は11月20日午前11時から、原の辻ガイダンス広場で行われ、脱穀体験、古代米(黒米、赤米、緑米)を使った料理がふるまわれる。