壱岐の蔵酒造株式会社は新たにクラフトジン「IKIKAGURA 2ndエディション」(700㍉㍑、アルコール度数40%)の発売を始めた。限定2千本。
同酒造が壱岐リトリート海里村上(勝本町)と共同で企画。一昨年に発売した第1弾は、イチゴと壱岐焼酎の原料の米に由来するほんのりのした甘みとフルーティーな味わいが特徴だったが、第2弾ではボタニカルに生姜と柑橘のレイコウを使用したことでスッキリとした味わいの後にスパイシーな口当たりが特徴という。ボタニカルは変わらずジュニパーベリー以外は壱岐産にこだわっている。
ラベルには、市内で廃棄されるアスパラガスの根元部分の繊維を使用。八女市の和紙工房で試作を繰り返して完成させ、和紙に混ぜて手すきで仕上げ、黄色で優しい風合いが美しいデザインとなっている。
同社の石橋福太郎代表取締役(50)は「廃棄されるものを使って少しでも環境の役に立つようにしたい。人口が減っており、50~100年先も壱岐の島で焼酎が作れるよう、皆で盛り上げていきたい」と話した。
価格は壱岐市内が2750円(税込)、市外が2970円(同)。