JA壱岐市の定期6月市場が1、2日、壱岐家畜市場で開かれ、平均価格は55万4165円(牝46万7992円、去勢62万8097円)で、前回の4月市場と比べて4万2961円減、前回比92・81%と大きく落ち込んだ。取引成立頭数は654頭で前回から73頭減、販売金額は3億6242万3600円で、前回から7168万7千円の減少となった。
前回の4月市場は2月市場に比べて5万256円増の59万7126円と回復を見せていたが、再び昨年12月市場レベルの55万円台まで下がった。4月市場は例年高値で取引されているため、55万円台は現在の取引相場を示しているものと思われる。
黒毛和牛子牛の取引価格は全国的に低迷しており、5月の全国平均は4月比92%の59万798円。本県では、5月13、14日の五島市場が58万4758円(前回比95%)、18、19日の県南市場が52万8076円(同96%)、21、22日の平戸口中央市場が56万2728円(同101%)だった。
種雄牛別の成績では、鹿児島・上別府種畜場で供用されている若百合(父・百合茂、母の父・安平)の産子が牝、去勢とも最多取引となり、平均価格も牝48万円台、去勢65万円台と高値となり、市場を支えた。