スポーツ

ダーツで健康に 広島県立大研究者ら実証実験

スポーツダーツの交流会が21日、壱岐の島ホールであり、市民約20人が参加。広島県熊野町の町民とオンラインで映像など繋ぎ対戦した。
広島大と県立広島大の研究者らは、スポーツダーツを介護予防に繋げる研究に取り組んでいる。本市内の理学療法士、西口亜沙美さんが広島県立保健福祉短期大(現県立広島大)卒だった縁で、昨年3月から本市で実証実験が行われてきた。
芦辺町の江角公民館と郷ノ浦町の中尾公民館にダーツ台を設置して、両公民館員に自由に遊んでもらい、定期的に記憶力などの認知機能や身体機能を測定し効果を検証。県立広島大保健福祉学部の飯田忠行教授によると実験開始から3か月で軽度認知障害の人の3分の2が改善し、半年後には残りの半数も改善していた。また、身体のバランス機能は顕著に改善されていた。
交流会では熊野町と映像を繋ぎ、約2時間の対戦を楽しんだ。
飯田教授によると、ダーツは距離を目で測りダーツを的に当てる空間認知能力を鍛えることができるスポーツで、天候に関係なく誰でも楽しめ、特に高齢者には介護予防に効果的という。
交流会に参加した郷ノ浦町の津元礼子さん(73)は「(スコアを)計算することで、日頃の頭の回転も速くなった。皆と楽しく交流できて良い。続けていきたい」と話した。
実証実験は今月で終わるが、ダーツ台2台は引き続き本市に設置が検討されており、健康増進に役立てられることになっている。

関連記事

  1. 男女とも惜敗 県少年ソフトボール
  2. 両校とも初戦を快勝 2回戦は強豪に挑戦 高校野球 県大会
  3. 今年も水質AA 市内の4海水浴場
  4. 目標は2連覇 県代表に3選手 中学男子ソフト 壱岐ブレイブス
  5. 無人島に800人 辰ノ島フェスティバル
  6. 一支国博物館「山下清展」開幕 「東海道五十三次」版画全55点展示…
  7. 長崎版画を体験 歴文移動博物館
  8. 壱岐高ヒューマンハート部でSクラブ入会式

おすすめ記事

  1. 子どもたちが大喜び バルーンパフォーマンス
  2. 原の辻王都米刈り入れ祭 子どもたちが石包丁で収穫
  3. 地元・野元佑希さん2度目の優勝 壱岐ウルトラマラソン50㌔女子

歴史・自然

PAGE TOP