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長崎選抜が全国制覇 壱岐ブレイブスの4人が出場 都道府県対抗 中学生男子ソフト

第19回都道府県対抗全日本中学生男子ソフトボール大会(日本ソフトボール協会主催)が3月27~29日、熊本県益城町で開催され、本市のクラブチーム「壱岐ブレイブス」所属の井本康太さん(芦辺2年)、浜田竜成さん(同)、加勢田莉空さん(郷ノ浦2年)、竹下瑛汰郎さん(同)の4人が選ばれていた長崎県選抜チームが、6年ぶり2回目の優勝を飾った。

大会には18チームが出場。トーナメント戦が行われ、長崎選抜は、2回戦(初戦)の神奈川に5‐0、準々決勝戦の高知にはタイブレークの末、2‐0でそれぞれ完封勝利。前回大会の決勝で敗れた岡山との対戦となった準決勝戦では、7‐0の5回コールドで快勝し、昨年の雪辱を果たした。
決勝戦は広島と対戦。4回表に今大会初失点を許すも、その裏すぐに反撃。2アウトからヒットを繋ぎ4点を挙げ逆転、5回にもさらに4点を取り、コールドで優勝を決めた。
井本さんはキャッチャーとして全試合でマスクを被りフル出場。「ピッチャーの力を生かすということを意識した」(井本さん)リードで4試合を失点1に抑えた。
初戦では6回裏から浜田さんがリリーフ登板。最終回はいきなりデットボールを与えてしまうも、盗塁を仕掛けたランナーを井本さんが刺してピンチを脱した。
井本さんと浜田さんは芦辺小学校時代からのバッテリーで、「(ランナーを)刺してくれて安心した」と振り返る浜田さん。厚い信頼感のもと2人で切り抜けた。井本さんは「皆がいたからこそ優勝できた。チームが一丸となったことが勝利につながった」、浜田さんは「嬉しい。全国大会の雰囲気を味わえてよかった」と喜びを語った。
加勢田さんと竹下さんは代走や守備の交代で出場。全国の舞台で堂々としたプレーで優勝を引き寄せた。加勢田さんは「優勝できてうれしかったけど、自分に足りない部分があった」と自己反省するも「代走で出場できて(全国の舞台で)周りを見る経験が今後に生かせると思う」と前を向いた。
竹下さんは「初の全国大会で緊張感があった。自分に与えられた仕事を絶対やり切ろうと思った。優勝できて嬉しい」と話した。
今大会の長崎選抜チームは、選手の大半が昨年の全日本大会3位の強豪「長崎KSC」から選ばれており、今後は選抜のチームメイトが最大のライバルとなる。
4人の次の目標は6月の全国予選を兼ねた県大会で、井本さんは「KSCに勝たないと全国大会はない。今度は壱岐ブレイブスで全国大会に行き、壱岐の名を広めたい」と意気込んでいる。

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