土木の日(十一月十八日)にちなみ19日、郷ノ浦町坪触で工事中のトンネル工事見学会があり、市内小学生と保護者約60人が参加した。
見学会には、事前募集に応募した絵画コンクール出展者と盈科小児童が参加。トンネル工事が予定される現場で県壱岐振興局や工事業者の担当者からトンネルの概要の説明を受けた。
続けて、トンネルに杭を打ち込む大型機械や高所作業車など、実際に現場で活躍している機械の試乗や見学もあった。
参加した宿輪直永さん(石田5年)は「機械に触れて、いつも仕事をしている人の大変さや気持ちがわかりました。トンネルの完成が楽しみです」と話した。
事業は県が国の交付金を受けて実施。トンネルを含めた坪触工区(2・3㌔)の総事業費は約25億円。トンネル部分の事業費は約8億円。今後、南側から掘削を始め、来年度中の竣工を目指している。供用開始は同6年度以降になる見通し。完成すれば市内6番目のトンネルとなる。