一支国博物館で7日、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの春の七草と壱岐産の米と野菜をたっぷりと使った「七草と冬野菜の中華風あんかけ丼」「七草と大根かさねぎょうざ」「七草入り蒸し野菜サラダ」「七草入りトマトスープ」のオリジナルメニューを無料で振る舞うイベント「新春 壱岐の味覚を楽しもう~春の七草定食~」が開かれ、市民120人が参加した。
七草は元壱岐「島の科学」研究会会長の山内正志さん、塚本絹代さんの協力のもと博物館スタッフが博物館周辺に昨年末に採集したものをすべて使用した。
博物館スタッフは「ホトケノザはすでに壱岐では絶滅しているが、近い種類のものを山内さんらが見つけてくれた。子どもたちにとっては苦くて苦手なイメージがある七草を、あんかけ丼やぎょうざなど子どもたちが好きなメニューに調理することで、食べやすく工夫した。春の七草という伝統にも興味を持ってもらえたのではないか」と話した。