勝本町片山触のオープンガーデン「片山あじさい園」を管理する下條秀樹さん(63)は、同園で収穫体験や木工体験などができる観光農園「壱岐あじさいパーク」の開設に向けて準備している。
下條さんは、少しずつ色を変えながら長く咲き続けるアジサイに惹かれ、2011年頃から自宅前の約2千坪の敷地にアジサイを植え続け、現在は約7千株にまで増えた。
昨年は満開となる梅雨時期に合わせ、市民多くが観賞に訪れ、癒しのスポットとなっていた。
昨年のシーズン後には、園を見渡せる展望台や鶏小屋を整備したほか、駐車場も増設した。さらにアジサイの時期以外も楽しんでもらおうと、ブルーベリーやオリーブなど季節折々の無農薬で育てた果実の収穫体験(予約制)や木工体験、挿し木苗の無人販売も行う計画だ。
現在は開園準備中で従来通り入場は無料。観光農園開園後も島民は島民カード提示で無料のままにする予定。下條さんは「壱岐の観光の一つとして、役に立てれば」と話している。
現在はツツジが見頃を迎えており、アジサイは5月中旬から7月中旬まで楽しめる。