一支国博物館の壱岐学講座が10日に開かれ、壱岐巡りの会会長の山内義夫さん(73)が、壱岐の石文化について解説した。
山内さんは国生み神話の中で、生き(壱岐)島を動かないよう繋ぎ止めたとされる8本の折れ柱伝説の場所や化石が発見された六郎瀬、長者原、また、神社の御神体にいたるまで自身が撮りためた約150枚の写真をスクリーンに映しながら紹介した。
折れ柱伝説の説明では、久喜近くにあり、平成9年に台風で折れた柱を、折れる以前に撮影した貴重な写真とともに紹介。また、神社関連では、天満宮には牛の石像がある理由を紐解き、御祭神の菅原道真が牛車に乗っていたことなど由来を説明。受講者は熱心に聞き入っていた。