正月にちなんだ昔ながらの遊びを楽しむ「正月あそび」イベントが6日、原の辻ガイダンスであり、親子連れら約50人がコマまわし、けん玉、めんこ、羽根つき、弓あてなどを楽しんだ。新年の幕開けに、日本古来の遊びを楽しんでもらおうと一支國研究会(伊佐藤由紀子理事長)が毎年開いている。
この日は最高気温14・1℃のポカポカ陽気となり、子どもたちはガイダンス前の広場で好きな遊び道具を手にして、同研究会のスタッフや親に教わりながら、昔ながらの遊びに興じた。
弓矢でワラで手作りされたクマとイノシシを撃ち抜く「弓あて」では小さな女の子が「弓を引くのが難しい」と悔しそうに何度も挑戦。コツが必要なコマまわしも、最初はまったく回せなかった子どもが何度も挑戦するうちにうまく回せるようになり、最後には回したまま手の上に乗せる技まで習得して笑顔を見せていた。
参加者には、同施設前の圃場で収穫した古代米の緑米、黒米を使い、収穫祭イベントでついた餅を使った3種類のおはぎが振舞われた。
伊佐藤理事長は「スマホゲームなどとは違った楽しさが、昔ながらの遊びにあることが知ってもらえたと思う。みんな笑顔で一生懸命取り組んでくれたし、年配のスタッフに教わりながら触れ合う姿も微笑ましかった」と話した。