壱岐大大神楽奉納が12月20日、芦辺町、住吉神社(松本弘宮司)で行われ、観光ツアー客や市民らが参拝。熱心に見入り、カメラに収めるなどしていた。
神楽舞も演奏もすべて神職によって伝承される壱岐神楽は、国の重要無形民俗文化財に指定されている。中でも大大神楽は、壱岐神楽の中でも最も厳粛なもので、午後2時過ぎから休憩をはさみ8時過ぎまで奉納は約7時間に及んだ。
昨年、東京から移住してきた芦辺町在住の中島左貴さん(69)は、移住前から毎年参拝している。「わずか2畳のスペースで4人が舞い、相当稽古していると思う。演奏も全て神職が行う伝統芸能で素晴らしい。もっと多くの人に見てもらいたい」と話した。