「元気プロレス」(株式会社ダイコーZERO1主催)が11日、筒城浜ふれあいセンターであり、260人の市民らが来場。特設リングで熱い戦いが繰り広げられた。
試合は、30分一本勝負で6試合あり、最終試合でのメインイベントでは、プロレスラーで同社取締役の大谷晋二郎選手と壱岐初上陸のアジャ・コング選手がタッグを組んだマッチがあった。
試合前に市から大谷選手に麦焼酎が贈られ、相手から「凶器になるだろ!」と言われるも「大切な物なんだよ!」と返す一幕もあり、会場を沸かせた。
試合は冒頭、大谷選手が2人攻撃を受けるなど防戦を強いられたが、子どもたちの「大谷!大谷!」という声援を受け「負けるもんか!」と攻撃に転じ、アジャ・コング選手のパイプ椅子や一斗缶を使った“反則技”も加勢し22分40秒におよんだ試合に勝利。この日一番の盛り上がりをみせた。
試合後、大谷選手はリング上から「コロナで大変な世の中で毎日戦っていると思う。一緒に頑張りましょう」、アジャ・コング選手は「熱い声援が力になりました。心の強い、優しい大人になってください」と呼びかけた。
小学生の息子2人と観戦したプロレスファンの介護福祉士、畑津和男さん(38)は「息子は強い男は弱い者いじめしない、人を守れるということを感じたと思う。また開催してほしい」と興奮気味に話した。
大会を前にプロレス教室もあり、子どもたちはスクワットや腕立て伏せのやり方を学んだ。指導した北村彰基選手は「夢を持った人を応援できる優しい人になってほしい」と子どもたちに伝えた。
スクワットを習う子どもたち