地域情報

片山触歴史読本。立石さんが発刊。

勝本町片山触在住の立石吉一さんがこのほど、「片山触歴史読本」を発刊した。A4版、24ページ。
「片山の歴史・年表」では、長崎府を廃し長崎県となった明治5年から、その年の壱岐の出来事に加え、判明している範囲の片山触の公民館長、実行組合長、婦人会長、青年会長の氏名を併記。大正時代以降はほぼ1年ごと見やすい表にまとめた貴重な歴史資料となっている。

「片山触あれこれ」では、地勢、産業、組織に加え、気風・気質という項目もあり、昔から農業を生計とし、季節とともに生活してきた片山触の住民は、美風として「勤勉で家業に精励する」「質素倹約をする」「郷土を愛し、団結心が強い」などを挙げる一方、弊風として「時間的観念に乏しい」「小理屈を言うふうがある」「表面的な名誉欲が強い」なども敢えて挙げており、筆者のユーモアと観察力が興味深い。

「伝統行事」は12の行事を紹介。近年は行われていないもの、形を変えているものもあるが、地域の伝統・歴史を知る意味でも、次世代に残す貴重な資料となっている。
また最終章の「片山の将来は」では、少子高齢化・人口減少で限界集落となる懸念が強い中で、立石さんが対策として「福祉と医療の循環型社会の形成にさらに投資を」と提言している。

関連記事

  1. 子牛平均価格82万3千円 11市場連続の歴代最高更新
  2. 特定外来生物オオフサモ 消防団が除去作業
  3. 特殊詐欺を未然に防止。2人に壱岐署長感謝状。
  4. 「命つなげたい」 犬猫保護団体が初の譲渡会
  5. 4月26日の週から開始予定。市内のワクチン一般接種。
  6. 壱岐焼酎ベースに。重家酒造ジン製造へ。
  7. 疫病退散の願いを。原の辻で鬼凧揚げ。
  8. 国内初の地上炉跡発掘 勝本・カラカミ遺跡

おすすめ記事

  1. 部長級2人、課長級16人 市人事異動、新規採用は13人
  2. 壱岐振興局長に宮本氏 前地域づくり推進課長
  3. いきっこ留学生12人が修了 7人は壱岐で学生生活を継続

歴史・自然

PAGE TOP