白川博一市長は20日に開かれた市緊急経済対策会議で、1~5日に5例が集中して発生した本市の新型コロナウイルス感染に関して「封じ込めができた」との見解を示した。
4月1日に判明の本市2例目の女性(30歳代)は2度のPCR検査で陰性となり、4月18日に退院した。3~6例目の4人はいずれも入院中だが、状態は安定している。また2~6例目の濃厚接触者で陰性だった計66人はすべて、陽性者との接触から2週間が経過して健康状態に変化がなく、健康観察を17日までに終了した。
白川市長は「緊急事態宣言が全都道府県に拡大され、福岡県でも感染者が増加している状況から、本市が終息宣言を出すことはまだできないが、ひと区切りがついたという思いだ」と話した。
壱岐保健所は、介護認定で面談した2~5例目の4人のうち「最初に発症したのは3月24日初発の90歳代女性と思われるが、感染経路の特定はできなかった」と話した。