地域情報

1年間の豊作を祈願。献穀田お田植え祭。

県神社庁壱岐支部(榊原伸支部長)は4月25日、郷ノ浦町若松触の鏡岳神社氏子、成石範明さんの田圃で献穀田お田植え祭を開いた。耕作長は野口一之さんが務めた。

同支部によるお田植え祭は平成2年から始まり、今年で31回目。例年は早乙女・田男を務める地元児童をはじめ、地域住民、県・市、JAなどの関係者が百人以上集まる催しだが、今年は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、出席者は各代表者ら15人程度となった。

神事は例年通りに行われ、神職が1年間の豊作を祈願。注連縄(しめなわ)に囲まれた献穀田で、野口耕作長が古式に則り、つや姫の早苗を手慣れた手つきで植え付けた。

田長の成石さんは「献穀田を任されることは大変に緊張する。ここで栽培するつや姫は農薬による消毒や除草剤の散布をほぼ行っていないので、虫にやられないように見回りをしっかり行い、手をかけて除草を行っていく。幸い、日当たりが良く、雨、風に対しても被害を受けにくい場所にあるので、立派な米を育てていきたい」と意欲を語った。

榊原宮司は「収穫を迎える秋には、このコロナ騒動も収まっていると信じている。収穫祭は盛大に行いたい」と話した。

早苗を植え付ける野口耕作長

関連記事

  1. イカ釣り船が火災 海豚鼻沖合
  2. 1世紀の歴史を刻む。東京壱岐雪州会記念総会に480人が出席。
  3. 水素貯蔵の実証実験に着手。約2千万円で調査・設計業務。
  4. アッパレカレー完成セレモニー 壱岐商生徒が考案、商品化 
  5. 神社の数「世界一」。ギネスブックに申請。
  6. 市民と委員にギャップ。原発再稼動に意見僅少。県原子力安全連絡会
  7. 航空路島民割引新運賃は壱岐~長崎片道4800円。
  8. 原の辻ガイダンスお田植え祭に150人参加

おすすめ記事

  1. 市議会の配信を再度見直しては
  2. オーガニックで社会課題解決へ 経営者が脱炭素の取り組み視察
  3. 元日本代表 櫻井さんと冨士田さん 田河小などでバレーボール教室

歴史・自然

PAGE TOP