社説

口汚い言葉はマイナス。

日韓問題が熱を帯びている。フッ化ポリイミド、レジスト、フッ化水素の3品目について貿易管理上の優遇措置撤廃、ホワイト国のリストから削除するなどの日本政府の方針に、韓国はまさに怒り心頭の様相だ。

個人的にはいろいろと思うところもあるが、外交問題、経済・貿易問題を専門にしている立場ではないので、問題の本質については意見を控えたいが、日本人の嫌韓感情が高まっている理由の一つには、韓国政府など関係者の過激な言葉遣いがあるように思える。他国を罵るような言葉を聞いて、良い感情を抱くはずがないし、たとえ正しい主張であっても素直に聞くことはできなくなってしまう。韓国語の正確なニュアンスは判らないが、韓国新聞社の日本語版の翻訳は、左派も右派もほぼ同様な表現になっており、わざと過激な言葉にしているわけではないのだろう。自分たちを下に見られないようにするため虚勢を張っているのかもしれないが、それではまるで逆効果にしか思えない。

同様なことは様々な場面で起きている。例えば参院選の期間中、一部の野党候補は与党、政府に対して、かなり口汚い言葉で批判をしていた。「強い言葉」が「正しさの強調」「実現性への自信」「強いリーダーシップ」と認識されていた時代も以前は確かにあったが、いまはコンプライアンス、多様性が重要視される時代であり、強い言葉への感情はマイナス部分が大きい。

それはマスコミも同様だろう。自社の主義主張を正当化するために、やたらと強い口調で、上から目線で政策などを批判する記事が、いまだに多く見られる。時として個人攻撃すらある。だがこれでは個人的なSNSや、インターネットのコメント欄と大差がないように思える。ネットの世界ですら最近は、強い口調での批判が、逆に批判を受けて炎上するケースも多く見られている。

日韓問題に対しても、日本人はこれまで通りに、冷静沈着な対応を続けてもらいたいものだ。

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