スポーツ

盈科少年軟式野球クラブが全国大会へ。県大会準優勝で出場権獲得。

少年軟式野球の高円宮賜杯第39回全日本学童大会マクドナルド・トーナメント県予選が3~5日、大村市野球場などで行われ、壱岐市代表として出場した盈科少年軟式野球クラブが準優勝し、7月26~30日に和歌山県で行われる全国大会の高野山大会への出場を決めた。

盈科は初戦の2回戦で同地区対決となった霞翠少年野球クラブを2‐1で退けると、3回戦も大村クラブ(大村)を相手に5‐4と1点差勝ちを収め、準決勝に駒を進めた。準決勝は戸尾ファイターズ(佐世保)との対戦で、7回表まで3‐6の劣勢ムード。だが7回裏に4番浦上脩吾、5番長岡希音の連続タイムリーで3点を上げ同点に追いつき、タイブレークに突入。8回表に3点を失ったが、8回裏に1死満塁から2番立石雅人キャプテンが左中間をライナーで抜ける逆転満塁サヨナラ本塁打を放ち、劇的に決勝進出を決めた。決勝は南長崎マリナーズ(長崎)との対戦となり、2点リードされた1回裏に1番髙野悠翔、2番立石の連続安打でチャンスを作ると、相手の失策が続き5得点を挙げた。だが連戦の疲れもあって投手陣が打ち込まれ、5‐16で優勝は逃した。それでも準優勝により、全国大会の高野山大会への出場権を獲得した。

準決勝で起死回生の一発を放った立石キャプテンは「外角のストレートを思い切り振り抜いた。外野の間を抜けた手応えがあったので、本塁まで返れば逆転サヨナラだと思い、懸命に走った。決勝は、相手が体格でも勝っていて、実力負けだった。本来は投手をしているが、ヒジを痛めていて投げられなかったので、チームに迷惑をかけてしまった。どこまで通用するか投げてみたかった」と話した。全国大会へ向けては「それまでにヒジも治ると思う。県大会の準決勝までは1点差ゲームを勝ってきたので、競り合いと粘り強さには自信がある。全国大会出場はずっと夢だったので、最後まであきらめない盈科魂を、全国の舞台でも見せたい」と力強く語った。

松尾卓実監督は「全国大会には、霞翠さんをはじめ県大会で敗れたチーム全体の思いを背負っている。県代表としてモチベーションを高めて臨みたい。体格では負けるだろうが、技術で補う盈科野球をしてくる」と話した。

関連記事

  1. 両部門とも郷ノ浦が圧勝 第57回壱岐一周駅伝
  2. 後藤麻希子アナが加入 市ケーブルテレビ
  3. 32年ぶりの日本一達成 全国消防操法大会ポンプ車の部 芦辺地区第…
  4. VファーレンU‐15入部。壱岐SSC・山田大翔さん。
  5. 田川和平さんを表彰 防犯に多大な功労
  6.  病院企業団加盟を市医師会が了承 近く県に加盟要望書を提出  市…
  7. 県ねんりんピック マラソンで金2つ
  8. 壱岐・髙田が佐実を完封。県高校野球大会2回戦進出。

おすすめ記事

  1. 還暦式で長寿願う 313人が出席
  2. 無人島でかくれんぼ 妻ヶ島で大会初開催
  3. 低塩分、外洋との水温差など指摘 「護岸撤去などで生育環境改善を」 イルカパーク管理・ 環境等検討委員会

歴史・自然

PAGE TOP