壱岐高校(鶴田勝也校長、453人)東アジア歴史・中国語コースの松本泰晟さん(3年)が、このほど京都府の京都外語大学で開かれた第19回全国高校生中国語スピーチコンテスト中級部門(同大主催)で、出場12人中第1位相当の京都外語大学総長賞に輝いた。同コンテストでの壱岐高の優勝は09年川村明人さん、14年松田脩生さんに続いて2年連続3人目となった。
松本さんは昨年11月に京都・立命館大学で開催された第10回中国語スピーチコンテスト」(立命館孔子学院主催)高校生以下の部(出場5人)でも1位となっており、短期間に全国2冠も達成した。
松本さんは「全国高校生大会は1年生の時からあこがれていた大会だった。昨年は他の大会と日程が重なったので出場できなかったが、最後のチャンスで優勝できてうれしい。昨年優勝した松田さんの賞状が校長室前に飾ってあったので、毎日帰る時にそれを見て、モチベーションを高めていました」と念願の全国制覇を喜んだ。
全国高校生コンテストでは、初級部門で久田拓生さん(1年)が高等学校中国語教育研究会賞(5位相当)。また西南学院大学(福岡市)で開催された第14回九州・山口地区高校生中国語発表会(高等学校中国語教育研究会九州支部主催)は、朗読部門で林拓真さん(1年)が1位、城あみさん(1年)が3位。スピーチ部門で三宅史也さん(3年)が1位。暗誦部門で鈴木岳斗さん(2年)が4位、佐藤悠喜さん(2年)が5位と、出場した計7人がいずれも優秀な成績を残した。
▽久田拓生さん 初のスピーチコンテストが全国の舞台で、大会前は緊張していたが、当日は吹っ切れた。優勝が目標だったので悔しいが、発音など自身になった部分も、来年へ向けての課題も見つかって有意義だった。
▽林拓真さん 初めてのコンテストで優勝できてうれしい。最初は練習の仕方も分からず、暗記もできなかったが、先生方の指導でここまでできるようになった。表情の豊かさが良かったのだと思う。
▽城あみさん 練習から緊張していたが、本番では間違えても慌てることなく、最後まで朗読ができた。
▽三宅史也さん 入試があったので、練習は2週間程度しかできなかった。夏の上海外語大での研修で、世界中からの留学生たちと交流したことが大きな財産になった。感情の起伏をジェスチャーを交えて表現することができるようになった。
▽鈴木岳斗さん スピーチでは優勝したことがあったが、暗誦では感情をうまく表現できなかった。この悔しさを糧にして、次の大会で優勝したい。
▽佐藤悠喜さん 昨年の大会では入賞できなかったが、少しは進歩できた。まだまだ足りないので、もっと練習しなければならない。