壱岐の夏の名物、3日連続の花火大会が13~15日、絶好の天気の下に行われた。
今年からいままでの16日から13日の開催に変更された勝本港の「2015壱岐の島夜空の祭典」には地元客、帰省客、観光客が約1万1千人詰め掛け、2200発の花火を堪能した。浴衣姿の若者も多く見られた。中村栄治実行委員長は「今年で無事に40回目を迎えることができた。壱岐の花火を目に焼き付けてください」と観客に呼びかけた。
14日の石田町納涼祭は、昨年が雨天中止だっため2年ぶりの開催。印通寺港広場に設置されたステージで盆踊り、バンド演奏などが行われた後、直径30㌢の綱をひく恒例の大綱引き大会が地区対抗で争われた。花火大会では365発が打ち上げられた。また同日、勝本港では勝本小学校校友会主催のペーロン大会が実施された。
15日は郷ノ浦のフェリーみしま発着所で郷ノ浦地区精霊流し保存会主催の第3回精霊・灯籠流しが、芦辺では瀬戸浦会主催の精霊流しが行われ、紙灯籠やもやい船を流して、新盆を迎えた故人や先祖を偲んだ。芦辺港の花火大会は、盆提灯や造花で飾られたもやい船を上から見守るように打ち上げられた。