壱岐では初めての陸上自衛隊車両などの展示・一般公開が19日、芦辺港近くの特設会場で行われ、1000人近い人出で賑わった。
展示されたのは改良ホークミサイル、120㍉迫撃砲、82式指揮通信車、73式大型トラックなど、大村、飯塚駐屯地に配備されている車両など。18日に対馬駐屯地創立34周年記念行事でパレードを行い、その帰りに壱岐に立ち寄り、一般公開が実現した。
イベントを企画した自衛隊長崎地方協力本部・松木園泰広募集課長は「これまで対馬で行事あっても、まっすぐフェリーで福岡へ向かっていたが、せっかくフェリーが壱岐に立ち寄るのだから、壱岐の皆さんにも見ていただきたいと考えていた。自衛隊の活動をより身近に感じてもらえればうれしい」と多くの来客に笑顔を見せた。
国体ソフトボール競技の応援で福岡市から来島していた片岡美智子さん(36)と長女の歩さん(5)は、迷彩色の制服を着てミサイルの前で記念撮影などを楽しんだ。美智子さんは「ソフトボール会場から見えたので、来てみました。観光をする時間がなかったので、子どもには楽しい壱岐の思い出になりました」と喜んでいた。