一支国博物館の秋の恒例行事、しまごと芸術祭が3日に開幕。11月24日まで美術展、音楽祭、その他の各種イベントが実施される。
1階テーマ展示室で行われている「壱岐の歴史的なもの」をテーマにした「市民絵画・写真展」には、市民などから絵画部門33点、写真部門22点の応募があり、全作品を展示。11月9日まで来館者に「もっとも好きな作品」各1点の投票を呼び掛け、両部門それぞれの最高得点を得た作品に最優秀賞(5万円相当の賞品)、2~4位に優秀賞(1万円相当の賞品)を贈るほか、博物館内で1年間展示する。
絵画作品は保育所~小学6年までの作品10点、虹の原特別支援学校高等部壱岐分教室生徒の作品5点、勝本南画教室の作品9点など。昨年、米寿で個展を開いた吉田律子さんは「海からの贈り物」、市ケーブルテレビの松永美咲アナウンサーは「私の願いごと、叶えてください」のタイトルで出展している。
河合恭典学芸員は「今年から作品について作者のコメントを付けてもらうことにした。これまで気が付かなかった作者の思いを感じ取り、歴史の感じ方が人それぞれであることを知り、勉強になりました」と同博物館ならではの取り組みを説明した。
◆しまごと芸術祭今後の予定
▽10月19日=一支国浪漫コンサート、いきはくフリマ
▽11月2日=マンドリンコンサート
▽11月8日=壱岐商業高校吹奏楽部定期公演
▽11月16日=市民劇団一支国座定期公演
▽11月23日=特別講座「日本の漆器は海を越えて」(講師・植松有希氏)
▽11月24日=一支国寄席「江戸落語を堪能する」