第2次壱岐市総合計画審議会の第1回会合が7日、文化ホールで開かれた。委員に各種団体の長など16人が委任され、互選により壱岐市観光連盟・長嶋立身会長が会長に就任した。
第2次総合計画は当初、第1次計画(平成17~26年度)に引き続き27年度から10年間の基本構想を策定する予定だったが、市まち・ひと・しごと創生会議が10月末までに5年間の壱岐市総合戦略を策定するため、人口ビジョン・総合戦略策定に合わせて、同計画も10月末までに31年度までの5年間で策定する。
第1次と違い、施策の成果指標として、できる限り数値目標を盛り込むこととした。審議会は3回開かれ、10月初旬に答申。同下旬に市議会へ諮られる。
会議では事務局が作成した計画案が委員に示された。分野別施策を産業振興、福祉・健康、自然・生活環境、教育・文化・スポーツ、国内外交流・移住・定住、地域経営の6分野に分けて示し、第1次総合計画で掲げた将来像「海とみどり 歴史を活かす癒しのしま 壱岐」を引き継いだ。
委員からは「3回の会議ですべての分野を審議するのは不可能。テーマを絞ってはどうか」「計画案に示された数値目標に根拠がない」「農業面で、壱岐の特徴である島内循環型農業について盛り込んでもらいたい」などの意見が出された。
第2回は9月上旬に開かれる。