文化・芸術

観客「物語の中にいるよう」 壱岐大大神楽 5年ぶりに夏の公演

第28回壱岐大大神楽公演が25日、芦辺町のクオリティライフセンターつばさであった。
壱岐神楽保存会(榊原伸会長)が主催。神職のみで舞う壱岐神楽は約700年の歴史を持つ国の重要無形民俗文化財で、その中でも約6時間以上におよぶ大大神楽は最も厳粛で鄭重なものとされ、8月と12月の2回のみ奏される。夏の公演は平成8年から毎年、筒城浜ふれあい広場の野外ステージで開催してきたが、新型コロナの流行で令和元年を最後に中止され、今年は5年ぶりの開催。会場も連日の猛暑を考慮して室内に移した。
会場には観光客ら約150人が来場。相撲の技を神前で演じて、心身の強健息災の加護を願う演目「神相撲」では、神職2人が肩車をしたり背中で担ぐなどの曲芸的な大きな動きを見せ、観客から歓声と拍手が起こった。
初めて観賞した福岡市の会社員、佐藤裕子さん(39)は「感動しました。神話の物語の中にいるようで、集中して見入りました。日本人に生まれて良かったと思いました」と話した。

関連記事

  1. しまの自然情報誌100号に 壱岐自然塾が毎月無料で発行 学校にも…
  2. 豊永琴音さん(初山2年)の版画が知事賞 8万5605人から子ども…
  3. クロサワ映画で日本に興味 国際交流員、クラークさんに辞令
  4. しゃぼん玉ショーに歓声 一支国博物館でGWイベント
  5. 正月前に門松づくり 那賀小地域子ども教室
  6. 弥生人の生活伝える石製品 原の辻ガイダンスで企画展
  7. 第75回記念大会開く 壱岐川柳会鬼ヶ島柳宴
  8. 守時タツミコンサート 「風そよぐ」など13曲を披露

おすすめ記事

  1. 今年の人身事故8件 市交通安全協会
  2. 中総体県予選に初出場、3位に 空手道クラブチーム修練会
  3. 「壱岐の魅力は日常に」 協力隊長澤さんが活動報告会

歴史・自然

PAGE TOP