政治・経済

小金丸議員が2度目の議長就任 赤木議員は2年ぶりに副議長 議長選挙で11票を獲得

 市議会定例会8月会議は10日、本会議を開き、議長、副議長が就任2年を経過したため慣例により辞任の意思を申し出たことで、議長、副議長選挙を行った。議長選挙は複数の議員が就任の意思を示していたため、議員全員(15人)による無記名投票を実施。小金丸益明議員(62)が11票、中田恭一議員(62)が4票の結果で、小金丸議員が第10代議長に当選した。小金丸議員の議長就任は第7代(2017年8月~19年8月)以来、4年ぶり2度目となった。中田議員は3回連続で議長選で敗れた。副議長選挙は指名推薦方式で行われ、豊坂敏文前議長が赤木貴尚議員(53)を推薦。異議はなく、赤木議員が2年ぶりに第12代副議長に就任した。

豊坂前議長は4年間務めた議長の退任にあたり「円満な議会運営に協力いただき、お礼を申し上げる。大役を終えた満足感があるが、ジェットフォイル耐用年数や空港滑走路延長など航路航空路問題は依然として大きい。新体制に解決を委ねたい」と挨拶した。
小金丸議長は「合併から20年、議会側も実効性ある改革をもって市民の負託に応えるために頑張る。円滑な議会運営にご協力をお願いしたい」と就任の挨拶をした。
小金丸議長は2度目の議長就任について「本来であれば若手に就任の意思を示してもらいたかったが、残念ながらそのような声がなく、最後のご奉公のつもりで立候補をさせて頂いた。議会改革の面では、会派制が導入されていないのは県内13市で本市だけなので、導入を進めたい。市政の最大の課題はやはり人口減少問題。市も移住政策などに積極的に取り組んではいるが、企業誘致が実現できれば新卒高校生も壱岐に残ってくれるはずで、市とともに誘致活動に取り組んでいきたい」と抱負を語った。
議長、副議長の交代に伴い、各種委員会、委員の構成は以下の通りに変更された(◎は委員長、〇は副委員長、敬称略)
【総務文教厚生】◎植村圭司、〇清水修、森俊介、樋口伊久磨、武原由里子、山口欽秀、山川忠久
【産業建設】◎中原正博、〇中田恭一、土谷勇二、音嶋正吾、豊坂敏文、赤木貴尚
【議会運営】◎音嶋正吾、〇植村圭司、武原由里子、山口欽秀、中原正博、豊坂敏文
【広報特別】◎樋口伊久磨、〇清水修、森俊介、山川忠久、土谷勇二、中田恭一、市山繁
【国境離島】◎赤木貴尚、〇豊坂敏文、武原由里子、山口欽秀、中原正博、植村圭司、音嶋正吾
【病院企業団】山川忠久、清水修
【後期高齢】山口欽秀

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