第68回子ども県展(県教育委員会、県造形教育研究会主催)の結果が1月22日に発表され、小学生版画の部で本市の豊永琴音さん(初山小学校2年)が最高賞の知事賞を獲得した。
子ども県展は小学生が絵画、版画の2部門。中学生が絵画、版画、デザイン、立体の4部門で、県内の小中学校と特別支援学校の483校から8万5605人の応募があり、8183点が入賞。知事賞は20点だけだった。
豊永さんは学校の図工の時間に紙版画で、自分が校庭の肋木(ろくぼく=はしごを昇る遊具)を昇っている様子をデザインした作品を製作。見事に知事賞を獲得した。「知事賞受賞を聞いて、とてもビックリした。紙版画で作品を作るのは大好きだけど、そんなにうまくはないなと思っていたので、どうして受賞できたのか判らない。肋木で遊ぶのが好きだったので、自分が昇ろうとしている姿を想像して、作ってみることにした。棒をつかんでいる手や腕の形や、顔全体の形はうまくできたと思うけれど、目の部分が難しかった」と作品について話した。
知事賞獲得は自信にもなり「来年は、木琴を弾いているところを作ってみようかな。これからも毎年、出品したい」と笑顔を見せた。
知事賞を含む特別賞60点と特選770点は、2月5日まで佐世保市島瀬町の市博物館島瀬美術センターで展示された後、特別賞全作品などは2月15~19日に五島市池田町の福江文化会館でも展示される。