令和7年9月14日から11月30日にかけて本県で開かれる第40回国民文化祭、第25回全国障害者芸術・文化祭(=ながさきピース文化祭2025、文化庁、厚生労働省など主催)に合わせて壱岐大会を実施する本市実行委員会の設立総会と初会合が13日、壱岐の島ホールで開かれ、事業計画案など承認した。委員は行政、福祉、学校、公民館、文化団体など19委員で構成され、会長には白川博一市長が就いた。
同文化祭は全国規模の文化の祭典で、1986年から毎年各県の持ち回りで開かれており、本県開催は初。令和7年度は原の辻遺跡の国特別史跡指定25周年、松永安左エ門翁の生誕150周年を迎える。
承認された壱岐大会の実施方針では、▽文化芸術によるまちづくりと新たな文化の創出▽文化資源を生かした観光の推進▽心のバリアフリーの推進の3点を基本方針とする実施方針案を承認。総合文化事業、食・文化交流事業、障害者芸能文化事業を行うこととしたが、具体的な事業はそれぞれの事業ごとに設けた専門部会で検討し、来年1月上旬までに計画を取りまとめ、県に壱岐市大会実施計画を提出する。
山口千樹教育長は冒頭の挨拶で、「本市では人口減少が進み、コロナ禍の影響で市民の皆様は少々元気がない状況の中で、文化やスポーツの力が大切と考えている。壱岐市全体を一つの会場と捉えて関連事業を行い、壱岐の魅力を大いに発信し、たくさんの人を呼び込み元気づけたい」などと述べた。