温泉について学ぶ講習会が12~14日、湯本地区公民館であり、3日間で約60人の市民が受講した。湯ノ本温泉をもっと知ってもらい、その魅力を島外に発信してもらおうと、壱岐湯本温泉旅館組合と鯨伏地区まちづくり協議会が、観光庁の看板商品創出事業の採択を受けて初めて企画した。
講師は鹿児島県在住の温泉ソムリエ協会師範、六三四(むさし)さんが務め、各日90分間の授業を開催。受講者は温泉の定義や適応症(効能)の種類、入浴の仕方まで温泉のいろはを学んだ。
六三四さんは湯ノ本温泉(泉質=ナトリウム塩化物温泉)について、開湯1500年以上の歴史があり、全温泉施設が自家源泉かけ流しであることなど紹介。「湯ノ本温泉の泉質は全てナトリウム塩化物泉で同じだが、各温泉、宿で含まれる成分量は違い、その違いを五感フル活用で感じてもらいたい」と話し、受講者は熱心に聞き入っていた。