第41回全国都道府県対抗女子駅伝が15日、京都市のたけびしスタジアム京都発着の9区間42・195キロで行われ、長崎県チームの5区(4・1075㌔)に田中咲蘭(諫早高校3年=芦辺中)が出場。田中は実業団、大学生の選手も多い区間で、13分13秒の区間4位のタイムをマークし、4人抜きの快走を見せた。
長崎はエースの廣中璃梨佳(日本郵政グループ)がアジア室内陸上(カザフスタン)、世界陸上(オレゴン)の調整のため欠場、他にも有力選手が体調不良で交代し、レース後半で後続に抜かれ、昨年の5位から12位に順位を落とした。
田中は4区藤丸結(諫早3年)から8位でタスキを受けると、前半は順位をキープしつつスタミナを温存し、3㌔過ぎから徐々にスパート。前を走る愛媛、愛知、神奈川、京都を次々に抜き、トップの大阪から21秒差の4位で6区に笑顔でタスキをつないだ。
田中より4秒前を走り、そのまま4秒差の3位でタスキをつないだ区間4位タイの東京・増渕祐香は大学女子駅伝王者・名城大のエースで、卒業後に同大学進学を目指している田中にとって大きな自信となった。
5区の区間賞は13分07秒でわずか6秒差だった。その区間賞を獲得したのは、10日まで本市で合宿をしていたスターツの上杉真穂(千葉)だった。他にもスターツの選手は佐藤奈々キャプテンが京都1区で区間12位、西川真由が奈良9区で区間27位、北村遥が石川9区で区間22位と壱岐合宿の成果を見せた。