剛柔流空手道修練会主催の空手道寒稽古が13日、筒城浜、筒城ふれあいセンター体育館で行われ、各町の空手道スポーツ少年団や壱岐高校空手道部の児童・生徒約70人が参加。気合の入った稽古で寒さを吹き飛ばした。
30年以上続けられている恒例行事で、参加者は道着のまま寒風吹きすさぶ筒城浜の砂浜でランニングと基本稽古を行い、新年の稽古始めに気合を入れた。体育館では全員が一斉に形の稽古を行い、気持ちの良い汗を流した。修練会の久保田恒憲館長は「寒い時だからこそ子どもたちの精神力を養うことができる。気合を入れて1年をスタートすることで、今後の稽古だけでなく、1年間の生活に役立つことになる」と寒稽古の意義を語った。
稽古後は昨年の各少年団の年間努力賞と、全体から1人を選ぶ文武両道賞の表彰が行われた。文武両道賞は、修練会スポーツ少年団の稽古にほぼ休みなく出席する一方、JA長崎主催の「ごはん、お米とわたし作文図画コンクール」の図画部門でも入選を果たした久田葵さん(志原小2年)が受賞した。久田さんは「空手は横蹴りが得意で、稽古もすごく楽しい。コンクールは祖父が乗っているトラクターの絵を描きました。絵を描くのも大好きです」と受賞を喜んだ。
もっとも休まずに稽古を続けた団員に贈られる年間努力賞は、勝本・坂本蒼羽さん(勝本小3年)、石田・西本悠哉さん(石田小3年)、芦辺・植村ひなたさん(那賀小3年)、郷ノ浦は小﨑加菜さん(盈科小2年)が2年連続で受賞した。