第2回柳澤杯少年野球大会(柳澤会主催)が23、24日に芦辺ふれあいグラウンドで開かれ、市内7チームがトーナメントで対戦した。柳澤会は、柳澤邦彦監督(86)から指導を受けた昭和40~49年生まれの壱岐高校野球部OBで組織するOB会で、新型コロナで多くのスポーツ大会が中止・延期を余儀なくされる中、子どもたちに公式戦の場を多く体験してもらいたいとの思いで昨年、大会を創設した。
決勝は盈科と霞翠の対戦となった。盈科は3~5回に得点を重ねて4点をリードしたが、5回裏に霞翠が一挙4得点で同点に追いついた。
7回表、盈科は無死一塁、2死満塁のチャンスを作ったが、併殺など霞翠守備陣の好守で得点を奪えなかった。7回裏、霞翠は1死から2番永元がショート内野安打で出塁。3番有田が四球で続き、ワイルドピッチがあり1死二三塁のチャンス。ここで4番中田しずき(4年)がセンターにサヨナラ適時打を放ち、激戦の幕を閉じた。
殊勲の中田は「ここで決めようと思って、外角よりの球を思い切り振った。打った瞬間に、抜けてくれると思った」と振り返った。
【成績】▽1回戦 霞翠2‐1那賀、田河14‐0石田ジャガーズ、盈科13‐0勝本▽準決勝 霞翠1‐0田河、盈科4‐1鯨伏▽3位決定戦 田河4‐0鯨伏
▽決勝
盈科0011200-4
霞翠0000401X-5