本市出身のボートレーサー・下條雄太郎(30)が、4~9日に地元・大村ボートレース場で行われた熊本地震被災地支援競走・九州スポーツ杯で優勝した。一昨年5月の大村・GW特選レース以来、約2年ぶり通算9個目のタイトルで、地元・大村では3勝目となった。
下條は初日から好成績を続け、8日の準優戦は12Rで逃げ切り1着。9日の優勝戦は3号艇となったが、1マークで1、2号艇の間に果敢に入れて、1周目は3艇が横並びとなる激しいデッドヒート。2周目2ターンで先頭を奪い、そのまま押し切った。レース後のウイニングランでは、満員のスタンドに笑顔で手を振った。
また、12~17日に同じく地元・大村ボートレース場で行われたGⅠ海の王者決定戦では、優勝戦進出を果たした。
下條は、内枠が圧倒的な有利な大村コースで、予選2戦目で4号艇2着、4戦目で6号艇2着と果敢な攻めで連対を果たし、1号艇だった3戦目も堅実に1着。2号艇だった準優戦は1号艇の森高と抜きつ抜かれつの大熱戦を展開。惜しくも2着に敗れたが、地元代表として抜群の存在感を見せた。
17日の優勝戦は地元勢唯1人の進出。4号艇から3着に善戦した。