第36回全日本綱引選手権大会が6日、東京都の駒沢オリンピック公園体育館で行われ、男子は62チームが出場。22年連続出場を果たした長崎県代表で本市の壱岐玄海酒造TCは、予選リーグ3勝2敗の成績で、2年連続の決勝トーナメント進出を惜しくも逃した。
同チームは予選第7ブロックに登場。第1試合で木次ねんぱご(島根)、第2試合でヤマト・TC(奈良)に連勝する幸先の良いスタートを切ったが、第3試合でtough∞+(福井)に、第4試合は府中樹徳殿(東京)に連敗し、この時点でリーグ2位以上による決勝トーナメント進出が不可能になった。
それでも気力を萎えさせることなく、第5試合で川崎重工明石綱引クラブに勝ち、予選リーグは3勝2敗の3位だった。
昨年は予選リーグ4勝1敗で上位16チームによる決勝に進み、今年はベスト8入りを目標にトレーニングを積んできた。米村誠晃監督は「決勝トーナメントには進めなかったが、選手もよく頑張り最低3勝の目標は達成出来たので、来年は頑張ります」と気持ちを切り替えた。
玄海酒造の山内賢明会長は「ひと言残す、という言葉もある。今回足りなかった1勝は来年に残して、次につながる良い結果になった」と巻き返しを誓った。
会場には東京壱岐雪州会関係者を中心に長崎県人クラブ、酒類取扱関係者ら約80人が応援に駆け付け、熱心に声援を送った。