地域情報

今年度百歳到達者は10人。総理、知事から祝状贈呈。

壱岐振興局は18、19日、市内で今年度百歳を迎える大正7年4月1日から8年3月31日生まれの10人(男2、女8)を大﨑義郎振興局長が訪問し、内閣総理大臣と県知事からの祝状と記念品を贈った。

芦辺町の藤本ミワさん(99、1月13日生まれ)は、介護老人保健施設壱岐(勝本町)での贈呈式に出席。安倍晋三総理、中村法道県知事からの祝状、銀杯などを贈られると「たいしたことはしとらんのに」と照れくさそうな笑顔を見せた。大﨑局長から「歌がお好きだそうですね」と聞かれると、しっかりとした音程で「上を向いて歩こう」を3回も熱唱するサービスぶり。大﨑局長は「しみじみと、良い歌ですねえ」と拍手した。

長男の藤本光義さん(71)は「足を悪くして、リハビリの時に下を向いていたら、先生から『上を向いていないと』と励まされて、それからずっと歌っているそうです」と優しく母親を見つめた。光義さんは「父が牛飼いだったので、母もずっと牛の世話をしながら6人の子どもを育てた働き者ものだった。私が小さい頃は、箱崎江角触の自宅から瀬戸まで、母に手を引かれて野菜を売りに行き、帰りに土産を買ってもらうのが楽しみだった。母は尋常高等小学校の時からずっとリレーの選手で足が速かったそうで、運動神経が良かった。ゲートボールは90歳くらいまでやっていた。その体力と、くよくよしない性格が長生きの秘訣なのでは」と話した。

関連記事

  1. 282人で百人一首大会 壱岐高・虹の原分教室
  2. 車両水中転落事故の2人を救助 3人に署長感謝状贈呈
  3. 「美しい日本語の話し方」、劇団四季の俳優が授業。
  4. 石路遺跡の牛骨は9~10世紀。年代測定で想定200年遡る。島内最…
  5. スーパー種雄牛「弁慶3」、但馬系で県内歴代1位。BMS値は8・8…
  6. 中小企業庁が重家酒造選定。はばたく中小企業300社
  7. お宝地蔵を 商店街の活性化に
  8. リブランドオープン。壱岐リトリート海里村上。

おすすめ記事

  1. 妻ヶ島でかくれんぼ大会 大自然を満喫、観光イベント定着へ
  2. 中村遼太さん2度目の山口幹雄賞 書「送元二使安西」で別れを表現 第69回市美術展
  3. 日韓で海洋プラごみ回収 50人参加でトラック3台分

歴史・自然

PAGE TOP