地域情報

壱岐定期公演「旅・はるかなる壱岐」。未来座

劇団未来座・壱岐は2日、一支国博物館3階多目的ホールで、第5回定期公演「旅・はるかなる壱岐~小山弥兵衛を救え~」(原作・柴田東一郎、西瀬英一)を上演。180席が満席となった。

但馬国で起こった百姓一揆の一人とみなされて、無実の罪で壱岐島に島流しされた小山は、村人に読み書きを教え、田畑を潤し、防風林を造るなど地域の発展に貢献しながら50年が経過した。一方、小山のことを知らずに育った孫娘おいきは、8歳の時に亡くなった祖母の臨終の言葉で、壱岐島で祖父が生きていることを知る。「大きくなったらおじいちゃんに会いに行く」と祖母と約束したおいきは、長旅へ向けて尼寺で修行し、全鏡と名乗り、壱岐島へ向けての過酷な旅を始めた。

舞台では、2人が出会うまでを天狗親子が物語のナビゲーターとして進行。小山を座長の土肥正史、全鏡を鵜瀬和奏、その幼少期のおいきを重本利実が演じた。公演は、原作「遥かなり・壱岐」の作者で朝来市和田山町在住だった柴田さんが昨年12月に急逝したことから、「柴田東一郎追悼公演」と題して行われ、未来座と柴田さんとの係わり合いなども紹介された。会場には、箱崎小学校との交流で1日から3日間の日程で壱岐を訪問していた朝来市の東河小学校の児童20人が訪れて、舞台を鑑賞した。

関連記事

  1. 水素貯蔵の実証実験に着手。約2千万円で調査・設計業務。
  2. 幻想的な光のショー ホタルの乱舞が始まる
  3. 漁場に大型船が錨泊。公海上で対処に苦慮。漁業者 「恐怖感ある」。…
  4. イノシシを罠で捕獲。140㌔のオス。
  5. アグレッシブに市政運営を。白川博一市長インタビュー
  6. 劇団未来座が旗揚げ 壱岐からスターを
  7. Iki‐Bizが閉所。相談は3年間で2095件。
  8. 旧箱崎中に障害者支援施設 平成29年4月事業開始

おすすめ記事

  1. 「歩こーで!」壱岐市が2連覇 企業団体はイチヤマが優勝
  2. 4百人が収穫の秋楽しむ 王都米づくり収穫祭
  3. 高精細複製の南蛮屏風 一支国博物館で展示

歴史・自然

PAGE TOP