スポーツ

少年サッカー初の地元大会 壱岐アイランドカップ

サッカー(肥前FCと対戦した壱岐U12(左))

第1回壱岐アイランドサッカーフェスティバル(壱岐市少年サッカークラブ主催)が22、23日に芦辺・ふれあい広場、ダイエー壱岐店横芝生広場で、島外からの12チームを含め17チームで開催された。
壱岐の少年サッカーチームは「壱岐少年サッカークラブ」1団体だけで、対外試合を行うためには島外への遠征しか方法はなかった。「島内でも対外試合を行い、多くの壱岐市民に見てもらいたい」という山田武範監督の思いに、唐津、長崎、福岡、佐世保などのチームが協力して、壱岐で初めての少年サッカー大会が実現した。
山田監督は「遠征しなければならないという厳しい状況は対馬も同様で、この“アイランド”は対馬も含めてのネーミング。地元で試合を行えることは感慨深いものがありますし、これまで遠征のたびに本土のチームには送迎、フェリー便に合わせた時間の配慮など親切にしていただいた。この大会で少しでも恩返ししたい気持ちもあるのです」と話した。
大会は両会場2面ずつのコートを活用し、2日間でなるべく多くのゲームができるように工夫。多くの後援、協力を得て、会場では市ヘルスメイトがひきとおしを振る舞うなど、本土から参加したチームをもてなした。
県大会出場を決めるなどメキメキ実力をつけてきている壱岐少年サッカークラブU‐12は、決勝トーナメント1回戦で厳原WCFCU‐12を3‐0で破り準決勝に進出。優勝候補の肥前FCJrに挑んだが0‐5で敗退。3位決定戦は鳴美台SSSに2‐1で競り勝って、3位入賞を果たした。
肥前FCJrは決勝でも久田SCに5‐2で快勝し、その実力を十分に見せ付けた。山田監督は「うちはまだ肥前さんに1度も勝ったことがありません。やはり強かったですね。いつもお世話になっているチームなので、実力をつけてぜひ恩返しをしたい。地元で対戦できたことは、きっとチームをひと回り大きくさせるきっかけになると思っています」と大会の成果を語った。
【Aクラス総合順位】①肥前FCJr(唐津市)②久田SC(対馬市)③壱岐少年サッカークラブU‐12④鳴見台SSS(長崎市)⑤厳原ワイルドキャッツFCU‐12(対馬市)⑥横尾SSS(長崎市)⑦ブリステルFC(福岡市)⑧吉井世知原FCU‐11(佐世保市)

 

関連記事

  1. 一支国博物館「山下清展」開幕 「東海道五十三次」版画全55点展示…
  2. いきいき老人スポーツ大会に488人が出場
  3. 壱岐高出身、北島武さん 日本製鉄堺ブレイザーズ監督に
  4. 夢はなでしこジャパン 山尾彩香さん(芦辺小)が県代表入り 壱岐少…
  5. 外来魚360匹駆除 60㌢超ブラックバスも
  6. 壱岐高男子剣道部が席巻 佐世保地区学年別大会
  7. 焼酎イベント相次ぎ開催 ごっとりまつりに190人
  8. 選抜甲子園出場に大きく前進 壱岐高が九州地区推薦校に選出 来年1…

おすすめ記事

  1. 「蛇」にまつわる名所を観光 一支國研究会がバスツアー
  2. 昭和30年代の地図を手作り 賑いの様子を後世に、勝本町の鳥巣さん
  3. 「思い出よみがえった」 壱岐高煌雪祭で甲子園写真展

歴史・自然

PAGE TOP