
県は令和7年春藻場分布調査の結果を公表。県沿岸の春藻場面積は1万464㌶で、「県藻場回復ビジョン」(平成28年度策定)に掲げた令和7年までに1万㌶を上回る目標に達した。県は「ビジョン策定以降、関係市町、漁協、漁業者等と連携し、藻場礁や仕切り網の設置、アイゴ・イスズミなど食害生物の駆除といったハード・ソフト両面からの総合的な藻場回復対策に取り組んできたところであり、これまでの取組の成果が現れている」としている。
調査は、現地調査と衛星画像を解析する方法で、壱岐地区を含む県内5地区に分類して行われ、平成26年、令和3年に続いて3回目
藻場はアラメ・カジメ、アマモを主体とした多年草海藻の「四季藻場」とワカメやガラモ場など一年海藻の「春藻場」に分類されるが、令和3年以降、四季藻場が減少し、春藻場が拡大している。
壱岐地区では、平成元年春に2274㌶だったが、令和3年春には540㌶まで減少。その後は回復傾向にあり、令和7年春には1027㌶にまで増えている。
ただ、一年を通してサザエ、アワビなどの磯根資源の餌となる多年生海藻はほぼ消失し、一年生海藻が占めている。県内各地でも同様の傾向が見られ、県は「藻場面積の維持・拡大に加え、多年生海藻藻場の回復や構成種の多様化など、藻場の質的回復を見据えた取組が重要になる。今年度に終期を迎える藻場ビジョン改訂に向けた検討を進めており、今回の調査結果を反映して取りまとめる予定」としている。































