地域情報

市民病院外科常勤医が不在 緊急手術はヘリ搬送で対応

市民病院(常勤外科医の不在を謝罪した白川市長) 18日に開かれた市議会定例会4月会議の冒頭で白川博一市長が、壱岐市民病院の外科常勤医が4月当初から不在となっている事態について「市民の皆様に不安、心配を掛けていることをお詫びする」と謝罪した。
同病院の外科は、3月末で松村照男副院長が定年退職し、4月から常勤医は神田聡医師1人体制になるため、向原茂明総病院長の尽力で、九州大学病院第2外科から非常勤医師の派遣を受けて、当面は乗り切ることになっていた。
「9年ぶりに九州大学病院第2外科からの医師派遣が再開されることは喜ばしいこと」と白川市長は話し、「非常勤医師は早晩、常勤体制になるものと考えている」と今秋か来春からは常勤医師2人体制が整うと考えていた。
ところが神田医師が都合により3月末で突然退職することになり、外科常勤医が不在。非常勤医師1人での対応を余儀なくされて、島内での外科手術を行うことができない状況となっていた。
白川市長は診療体制について、▼月・水・木の外来は非常勤外科医▼火・金は基本的に内科新患担当医▼救急対応は水・木・土・日を非常勤外科医▼その他の曜日は救急担当医、当直医▼緊急手術など専門的対応が必要と判断された場合は、基本的には福岡、大村への緊急搬送▼天候などによりヘリ搬送できない場合は、壱岐医師会の協力で島内外科医の診療要請、などで対応するとした。
左野健治病院部長は「しばらくの間、市民には迷惑をかけることになるが、可能な限り支障が出ない診療体制を整えている。総病院長をはじめ内科のスタッフも、十分に外科外来に対応できるので、安心してもらいたい。常勤外科医2人体制を早急に整えられるように努力していく」と話した。

関連記事

  1. 長岡、福原が全国大会へ。壱岐から4年連続出場。日清カップ小学生陸…
  2. アジャ・コングら熱戦。「元気プロレス」。
  3. 壱岐黄金 「たくさんとれた!」 志原まち協が収穫祭
  4. プレミアム商品券再度発行へ。6月会議上程議案を発表。
  5. 辰ノ島がランクダウン 海水浴場水質調査
  6. コロナ鎮静願い鏡開きも。壱岐大大神楽奉納。
  7. 1500の願い奉納。八坂神社にキャンドル。
  8. 下條雄太郎が両高校に寄付「壱岐の高校生に夢の実現を」

おすすめ記事

  1. 子牛価格12・5万円増の高騰 3年8か月ぶりの平均70万円超 壱岐家畜市場 74万7083円
  2. 6小学校の児童が鑑賞 沼小150周年で記念演劇鑑賞会
  3. 原の辻遺跡特別史跡25周年 記念シンポジウム

歴史・自然

PAGE TOP