壱岐市航路対策協議会(白川博一会長)が20日、壱岐文化ホールで行われ、九州郵船から8~10月の燃料油価格変動調整金(バンカーサーチャージ)が、5~7月と同じ第6ゾーンに設定することが提案され、承認した。
8~10月調整金の基準となる4月の平均原油価格は1㌔㍑7万489円で、6万95745円~7万4573円の第6ゾーンに入った。博多~壱岐間片道の調整金はフェリー660円、ジェットフォイル1080円で、現在と同金額となる。
2月の平均原油価格は7万4600円だったため、本来であれば5~7月は「第7ゾーン」の適用だったが、九州郵船は4月からの調整金値上げ、消費増税を考慮して、第6ゾーンを適用していた。
九州郵船の竹永健二郎社長は「イラク情勢などによって、今後の原油価格が予想できない。11月以降はさらに負担をお願いする可能性もある」と今後の見通しを語った。
また、毎年7月に提出している九州運輸局海事振興部への「『指定区間」及び『サービス基準』の見直し等に関する意見照会」の要望は、壱岐下県区間についてはこれまで通り「現行の指定区間では、壱岐博多間利用者にとって運賃が高負担となっているため、指定区間の一体的指定を見直し『壱岐下県』を『壱岐博多』『下県博多」に切り離していただきたい」とすることを決定。
壱岐呼子区間については「九州郵船のコスト削減のため、運行回数1日5回を4回に減便していただきたい」と初めて要望することを検討。この日欠席した委員の了解を得て、要望を提出する。