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201612/6

社説・野犬対策で住みやすい街づくりを

地方の人口減少対策として都会の人の田舎への移住が注目されているが、なかなか定住に結びつかないという問題が全国で起きている。買い物などの不便さや都会とは違った人間関係の難しさについては、移住前からある程度は覚悟をしていたものの、移住者にとっては思いもよらない障害が立ちはだかるケースもあるようだ。
先日、委員として出席した市ケーブルテレビ放送番組審議会で、女性アナウンサーが短期間で交代していることについて質問したところ「ムカデが原因の一つ」と聞いて驚いた。
私も移住者で、確かに家に出没するムカデには悩んでいるが、それが理由で壱岐に住めないとまで思ったことはない。だが毒虫に慣れていない都会の若い女性にとっては、耐え難い苦痛なのかもしれない。移住対策というのは、やはり経験者に聞いてみないと判らないことが多いものだ。
壱岐のムカデやヘビを絶滅させることは無理だろうが、野犬対策にはもっと力を入れるべきだ。地元住民はある程度慣れているのかもしれないが、都会からの移住者にとってその恐怖はムカデやヘビを超える。私の家の付近も野犬や放し飼いの飼犬が多くいて、夜暗くなってから歩いていて10匹近くの犬に囲まれて吠えられたことが何度もある。女性や子どもには耐えられない恐怖だろう。
市は年間456万円の予算で野犬捕獲業務委託を行っており、平成27年度は158匹を捕獲、139匹の死がい回収(猫、狸などを含む)の実績がある。1か月に20日以上、2人で活動している報告がされている。
だが私の家の付近の野犬は増える一方だ。一時期、罠の檻が設置されたことがあったが、犬たちは見向きもしないで近くで遊んでいた。公民館で市、保健所に対して申し入れをしているというが、一向に状況は改善されていない。
野犬は移住者だけでなく、子どもたちの通学の障害にもなっている。飼犬の避妊手術補助の再開や飼主のマナー向上ももちろんだが、捕獲業務の強化を早急にお願いしたい。

 




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