地域情報

地域おこし協力隊に吉野麻耶さん 移住・定住促進に取り組む

壱岐市地域おこし協力隊員として、6月1日から吉野麻耶さん(36)が着任。企画振興部地域振興推進室で「UIターン者への情報提供・相談業務」「移住受け入れ態勢整備」「定住・移住の環境整備・企画立案」「空き家バンクの拡充・情報提供」など移住・定住業務に携わる。任期は3か年。
市地域おこし協力隊員は2013年度に採用した4人が昨年度限りで任期満了となり退任。現在は、昨年度から市観光絵連盟事務局長に就任した松本浩志さん(61)に続いて2人目となる。
吉野さんは鹿児島県出身。平成11年に福岡お茶の水医療秘書福祉専門学校を卒業し、福岡市で司法書士法人などに勤務。25年から福岡県宗像市役所秘書政策課に非常勤で勤務し、定住の促進、企業誘致などの業務に取り組んだ。27年から今年3月までは同市役所元気な島づくり課で、世界遺産候補の沖ノ島など離島の活性化策なども行った経験がある。
吉野さんは「夫の実家が芦辺町で、夫は1年半前から箱崎八幡神社で神職に就いている。3人の子どもと家族で壱岐への引っ越しを考えていた時に、地域おこし協力隊の募集を見つけた。壱岐は毎年1~2度来ているが、食べ物がおいしく、人と人のつながりもすごく素敵だった。移住者にもそれは大きな魅力のはずで、その点をPRして、移住者の増加に結び付けていく」と抱負を語った。
宗像市役所での移住・定住業務では、補助金制度の申請受付や空き家バンクの業務を行ってきた。「移住を決断するためには、仕事と家がセットで必要となる。ハローワークの最新の情報を移住希望者にいかに伝えるか、中古住宅の購入・改修補助や家賃補助などを紹介するなど、移住マッチングのためのワンストップ窓口を充実させていきたい」と意欲を見せた。
自身も壱岐での新生活を楽しみにしており「食べることが大好きなので、壱岐の新鮮な素材で料理をするのが楽しみだし、夏はきれいな海でダイビングなどマリンスポーツもやってみたい」と話した。
左野健治企画振興部長は「本年度から本格的にスタートした地方創生で、移住・定住促進は柱となる部分。吉野さんの宗像市での経験は大変に心強い」と期待をかけている。

 

関連記事

  1. 中国語コンテストで6連覇 壱岐高の離島留学生 17日から 島内説…
  2. イルカパーク再生計画~ドルフィンスイム復活へ。飼育頭数を13頭に…
  3. 内海湾振興会ら、小島神社周辺を清掃。
  4. 中原康壽副市長が辞任。異常事態続く壱岐市、久間総務部長は長期休暇…
  5. 廃プラのリサイクル考える Bコープ取得の㈱コレル
  6. ブロック間の連携を ごっとり市場会議
  7. 長島が小型ポンプ県初優勝。芦辺ポンプ車は全国出場逃す。消防操法県…
  8. 山本さん家族に知事賞 ながさき農林業大賞

おすすめ記事

  1. 山内さん、松本さんが当選 5人立候補の市議補選
  2. 篠原さんが激戦制し初当選 出口さんに1074票差 壱岐市長選挙 投票率72・64%
  3. 離島留学生ら7人 入市式で歓迎受ける

歴史・自然

PAGE TOP