© 【公式】壱岐新聞社 All rights reserved.

20165/31

社説・心ないヤジは止めて欲しい

14日は市中体連の球技・剣道競技大会で、各会場を取材で回った。どの試合も熱戦続き。終盤での大逆転なども多く、子どもたちのあきらめない姿に感動した。
一方で残念なシーンも目撃した。子どもたちの熱戦に保護者もつい熱くなったのだろうが、審判の判定に対して「おかしかあ。あの審判、○○の出身じゃなかとね」、監督の采配に対して「ど素人か」「そこは○○じゃろ」などと大きな声でヤジを飛ばした人が複数いて、とても悲しい気持ちになった。
審判の判定に対しての不満は、スポーツ競技をテレビ観戦している時にはつい出てしまう。プロ野球のコリジョンルールの判定で家庭でも審判批判のような会話が多くなっているのかもしれない。ネット上ではプロ野球やサッカー日本代表チームなどの監督采配への批判の書き込みは後を絶たない。プロスポーツの場合は、審判やチーム運営も含めて「商売」であるのだから、ファンからの批判もある程度は仕方がない部分はある。
だがその批判を子どもたちのスポーツにまで持ち込むことは絶対にやめて欲しい。審判員は休日を返上して審判業務をボランティアでを務め、忙しい日常の合間を縫って審判技術の習得に努め、競技普及に心血を注いでいる。出身がどこだろうが、判定でひいきをすることなど断じてあり得ない。そのようなヤジは侮辱である。監督を務める教員も、通常の授業に加えて、顧問となったクラブの指導のため休みなく努力を重ねている。慣れない競技を担当する人もいるが、それでも児童と一緒になって、良いプレーをするように、そして1勝を目指して努力を続けている。
子どもたちは審判、監督を尊敬し、日頃からの指導などに心から感謝をしているし、そうでなければいけないはずだ。それなのに保護者から、審判や監督に対しての批判の言葉を聞いたら、子どもたちはどんな気持になるだろうか。不用意な一言が人を、そして我が子を傷つけてしまうことを、ぜひ考えてもらいたい。

 




  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

20182/16

「美しい日本語の話し方」、劇団四季の俳優が授業。

本市で公演を行った劇団四季の俳優3人が5日、渡良小学校の4~6年生の児童38人を対象に「美しい日本語の話し方教室」を開いた。講師を務めたのは…

20182/16

もっと繋がる公衆無線LANを。

やや古いデータだが、観光庁が昨年2月に発表した訪日客への調査で、「旅行中に困ったこと」の1位は「施設などのスタッフのコミュニケーション」で3…

20182/16

原子力規制委と意見交換会。「住民は不安」、白川市長ら訴え。  玄海原発3号機16日燃料装填へ。

原子力規制委員会(NRA)の更田(ふけた)豊志委員長(工学者=原子炉安全工学、核燃料工学)と山中伸介委員(工学者=原子力工学、核燃料工学)が…

20182/9

「鬼は外、福は内」。一支国博物館で節分行事。

節分の3日、一支国博物館で「キッズDAY!レッツ節分」が開かれた。昨年に続いて2回目で、児童と保護者120人が参加した。 参加者は節分…

20182/9

一流芸術文化に触れる。劇団四季ミュージカル鑑賞。

劇団四季のファミリーミュージカル「嵐の中の子どもたち」の本公演が4日、市内小学生らを招待した同「こころの劇場」が5日、壱岐の島ホール大ホール…

ページ上部へ戻る