© 【公式】壱岐新聞社 All rights reserved.

20156/22

社説・アイデア募集には報酬を

壱岐市は10日に「壱岐市まち・ひと・しごと創生会議」を設置した。10月末までに人口ビジョン・総合戦略策定するため、22人のメンバーが会議を重ねていく。
地方創生はあらゆる分野に関連するため、それをまとめるのは大変な作業だと思われるが、委員は「産官学金労言」を網羅し、それぞれの組織のトップが集結した印象を受ける。「実効力」を考えればベストと言えるメンバー構成なのだろう。
だが政府は「まち・ひと・しごと創生は地方の知恵比べ」と明言しているように、他の地域が考えない独創的な発想も要求されている。その意味で市創生会議では、実際に子育てに苦労している人や不安を抱いている人、結婚・住宅問題に悩んでいる人、高校卒業後に島内で就職した人・しなかった人、UIターンをして来た人などの「現場の声」、壱岐の未来を担う若い世代の声を吸い上げることが、まず第一なのではないだろうか。
もちろん委員は、この会議の内容を自らが所属する団体に持ち帰り、現場の声をフィードバックさせる作業を行っていくのだろうが、その声を別の業種・団体の人が直接聞かなければ、なかなか生きた論議にはつながらない。「独自のアイデア」は、いままで通りのやり方では浮かんでこないものだ。各団体トップに起死回生のアイデアがあったら、もうすでに壱岐は変わっていたのではないだろうか。
市はホームページ上で「『地方創生』のアイデアを募集します!」と呼び掛けている。広く意見を募ることは重要だとは思う。だがまったくの無償で素晴らしい「アイデア」「企画」を提供する人が、果たしてどれだけいるのだろうか。
世の中には様々な「アイデア募集」があるが、バラエティ番組でほんの数秒間使用される「ネタ」でさえ、採用されれば数万円の報酬が受けられる。「情報」は商品であり、無料のものではない。各種会議の委員に日当があるように、地方創生に直結するアイデアに対しては、百万円規模の報酬を用意しても、壱岐市にとって決して損ではないはずだ。

 




  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

20182/23

6種目で1級合格の快挙。壱岐商3年品川未歩さん。

壱岐商業高校の品川未歩さん(情報処理科3年)が、同校で5年ぶりとなる「資格試験6種目1級合格」を達成した。品川さんが合格したのは「珠算・電卓…

20182/23

マナヅルの北帰行始まる。深江田原、山崎で観察。

鹿児島県出水平野で越冬していたマナヅル、ナベヅルが繁殖地である中国東北部方面へ向かう北帰行が2月中旬から本格化し、16日ごろから本市の芦辺町…

20182/23

議会報告会改革が難航。初の常任委員会主催も不評。質問者2日間延べ8人だけ。

本年度の議会報告会が13日壱岐の島ホール、14日勝本・かざはやで開かれた。今回からより深い討論をするために常任委員会の主催となり、13日は総…

20182/16

「美しい日本語の話し方」、劇団四季の俳優が授業。

本市で公演を行った劇団四季の俳優3人が5日、渡良小学校の4~6年生の児童38人を対象に「美しい日本語の話し方教室」を開いた。講師を務めたのは…

20182/16

もっと繋がる公衆無線LANを。

やや古いデータだが、観光庁が昨年2月に発表した訪日客への調査で、「旅行中に困ったこと」の1位は「施設などのスタッフのコミュニケーション」で3…

ページ上部へ戻る